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こんにちは。電波のトリセツ+、運営者の「yuu」です。
iPhoneでLDACが使えるようになるのはいつなのか、気になって検索された方も多いのではないでしょうか。
私自身、LDAC対応のワイヤレスイヤホンを購入してからこの問題にぶつかりまして、iPhoneではLDACが使えないという事実に正直ショックを受けました。
AirPodsもLDACには対応していないし、iPhoneのBluetoothコーデックはSBCとAACだけなので、せっかくのLDAC対応イヤホンも宝の持ち腐れになってしまうんですよね。
iPhoneがLDACに対応しないのはなぜなのか、iPhone17でも結局ダメだったのか、AACとLDACの音質差はどのくらいあるのか、そしてiPhoneでLDACが使えないなら意味ないのかなど、気になることは尽きません。
そもそもAppleがLDACを採用する見込みはあるのか、LDACトランスミッターやUSB-DACを使った代替手段はどうなのか、iPhoneで高音質なBluetooth環境を構築する方法はないのか、この記事ではそういった疑問をまとめて解消していきます。
iPhoneのLDAC対応はいつか最新情報
2026年3月時点の最新情報をもとに、iPhoneとLDACの関係を徹底的に整理しましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- iPhoneのLDAC対応の見通しとAppleが採用しない理由
- iPhone17やAirPodsの最新コーデック対応状況
- AACとLDACの音質差や実用上の違い
- iPhoneでLDAC級の高音質を実現する代替手段
ここからは、iPhoneのLDAC対応に関する最新の事実関係や、Appleがこの先どのような方向に進もうとしているのかを詳しく見ていきます。
iPhoneがLDACに対応しない5つの理由
iPhoneがLDACに対応しない理由は、技術的な制約ではなく、Appleの戦略的な判断によるものです。実際、Sony側のLDAC開発チームも「iOSのハードウェアに技術的な障壁はない」と公言しています。
つまり、やろうと思えばできるけどやらない、というのがAppleのスタンスなんですね。
では、具体的にどんな理由があるのか、私なりに整理してみました。
理由①:Apple公式が「コーデックはボトルネックではない」と明言
Appleのオーディオエンジニアであるエスゲ・アンデルセン氏が、2022年にオーディオメディアのインタビューで「コーデックが現在のBluetooth製品の音質の制限要因ではない」と発言しています。
つまり、コーデックを変えなくても音質は改善できるというのがAppleの考え方です。
実際、AirPods ProからAirPods Pro 2への進化では、コーデックを変えずに音質を大幅に向上させていますよね。
理由②:iPhoneのAAC実装が業界最高水準
海外のオーディオ専門メディアの詳細テストによると、iPhoneのAAC実装はAndroid端末と比べて圧倒的に優れているとされています。
AndroidではデバイスごとにAACの品質にバラつきがあるのに対し、iPhoneでは一貫して高品質を維持しているんです。
Appleとしては「うちのAACは十分良い」と自信を持っているわけですね。
理由③:LDACの接続安定性への懸念
LDACは最高品質の990kbpsモードだと、混雑したRF環境で接続が不安定になりやすいという弱点があります。
品質が環境によって変動するコーデックは、「どのiPhoneでも同じ体験を」というAppleの哲学と相容れません。
660kbpsや330kbpsに自動フォールバックする仕様も、Apple的には「ユーザー体験が予測不能」と映るのかもしれません。
理由④:エコシステム支配の維持
LDACはSonyの知的財産、aptXはQualcommの技術です。
これらを採用すると、Appleのエコシステムの主導権が分散してしまいます。
AACとALACを軸に、AirPodsのHシリーズチップ、iOS、Apple Musicを垂直統合しているAppleにとって、汎用コーデックの開放は他社イヤホンでも同等体験が可能になることを意味します。
MFiライセンス収益やAirPods販売への影響を考えれば、採用しない判断は理解できます。
理由⑤:独自ロスレス戦略との不整合
AppleはALACによる「真のロスレス」(最大24bit/192kHz)を推進しています。参考:Apple公式サポート(ロスレスについて)
LDAC(最大990kbpsの非可逆圧縮)は中途半端な位置づけになってしまうんですよね。
Appleの路線は「完全なロスレスか、十分に最適化されたAAC」という二極化です。
ポイント
iPhoneのLDAC非対応は技術的な問題ではなく、Appleのビジネス戦略とユーザー体験哲学に基づく判断です。
今後もこの方針が変わる可能性は極めて低いと考えられます。

iPhoneのBluetoothコーデック対応状況
iPhoneが対応しているBluetoothオーディオコーデックは、2026年3月時点でSBCとAACの2種類のみです。
この状態はiPhone 7以降のすべてのモデルで一貫して変わっていません。
SBCはBluetooth機器同士の互換性を確保するための基本コーデックで、音質面では最低限のレベルです。一方、AACはApple製品向けに最適化されたコーデックで、iPhoneでのBluetooth音楽再生における実質的なメインコーデックとなっています。
ちなみに、aptX、aptX HD、aptX Adaptive、LDAC、LC3、LHDCなど、他の高音質コーデックはすべて非対応です。iPhoneでLDAC対応のワイヤレスイヤホンを使っても、自動的にAACもしくはSBCでの接続になります。
| コーデック | 最大ビットレート | 特徴 | iPhone対応 |
|---|---|---|---|
| SBC | 328kbps | 標準コーデック | 対応 |
| AAC | 256kbps | Apple最適化済み | 対応 |
| aptX | 352kbps | Qualcomm製 | 非対応 |
| aptX HD | 576kbps | ハイレゾ級 | 非対応 |
| LDAC | 990kbps | Sony製ハイレゾ | 非対応 |
| LC3 | 345kbps | LE Audio次世代 | 非対応 |
macOSでは逆にaptXのサポートが静かに削除されるなど、AppleはAAC一本化の方向をさらに強めています。
iPhoneのBluetoothコーデック対応が今後拡充される可能性は、現状ではかなり低いと見るのが妥当です。
AACとLDACの音質差は体感できるか

これは正直、なかなか難しい問題です。スペック上の数値だけ見れば、LDAC(最大990kbps)はAAC(実効約256kbps)の約4倍のデータ量を転送できるので、圧倒的な差があるように見えます。(参考:SonyのLDAC開発者ページ)
でも、実際に聴いてみると話はそう単純ではありません。
まず前提として、LDACの990kbpsモードは見通しの良い環境でないと安定しません。
多くのAndroidスマホではデフォルトが「ベストエフォート(自動切替)」モードになっていて、実際には660kbpsや330kbpsで再生されていることも珍しくないんです。
一方、iPhoneのAAC実装は非常に優秀で、心理音響モデルを使った効率的な圧縮により「数値以上の実力」を発揮するとされています。
海外の検証では、iPhone経由のAACとAndroid経由のLDAC 660kbpsでは、体感差がかなり小さいという結果も出ています。
ただし、990kbps固定で安定した環境かつ、ハイレゾ音源を高品質なイヤホンで再生するという条件が揃えば、LDACのほうが高域の繊細さや空間表現で優位に立つのは間違いありません。
特に、クラシックやジャズのような楽器の余韻が重要なジャンルでは差を感じやすいです。
補足
音質は再生機器の性能、音源の品質、リスニング環境など複数の要素で決まります。
コーデックだけで音質が決まるわけではないので、AACだからダメということではありません。
iPhone17でもLDAC非対応が確定した背景
2025年9月に発売されたiPhone 17シリーズは、Bluetooth 6.0を搭載しながらもLDACには対応していません。
SNSでは「2025年になってもiPhone 17 ProにLDACがない」という嘆きの声が拡散しましたが、これはある意味予想通りの結果でした。
Bluetooth 6.0は通信の安定性や省電力性能が向上した規格ですが、対応コーデックの種類はBluetoothのバージョンとは別の話です。
Bluetoothのバージョンが新しいからといって、自動的にLDACやaptXが使えるようになるわけではありません。ここは誤解されやすいポイントですね。
Apple Communityフォーラムでは、226人以上が「Me too」で賛同するLDAC対応要望スレッドが存在していますが、Apple側からの回答は一切ありません。
2025年6月のWWDC 2025ではiOS 26(旧iOS 19)が発表され、Liquid Glassデザインなど大きな刷新がありましたが、コーデック関連の発表はゼロでした。
信頼性の高いリーカー(BloombergのMark Gurman氏を含む)からも、iPhoneでのLDAC対応を示唆する情報は一切出ていません。次期iPhone 18シリーズでも、LDAC対応の可能性は極めて低いと考えて間違いないでしょう。
AirPodsのLDAC対応は今後あり得るか
結論から言うと、AirPodsがLDACに対応する可能性はほぼゼロです。AirPodsはAppleのエコシステムの中核製品であり、iPhoneと完全に連携することを前提に設計されています。iPhoneがLDACに対応していない以上、AirPods側だけ対応する意味がないんですよね。
AirPodsの全モデル(AirPods 4、AirPods Pro 3、AirPods Max 2含む)のBluetoothオーディオコーデックはAACのみです。ただし、Appleは別のアプローチでハイレゾ対応を進めています。
具体的には、AirPods Pro 2以降はApple Vision Proとの組み合わせで、5GHz帯の独自プロトコルによる20bit/48kHzのワイヤレスロスレスに対応しています。
また、2026年4月発売予定のAirPods Max 2ではUSB-C有線接続で24bit/48kHzのロスレス再生が可能です。
さらに、BloombergのMark Gurman氏によると、H3チップが開発中とされており、さらなる低レイテンシ・高音質への対応が見込まれています。
Wi-Fiベースのワイヤレスロスレス技術をAirPods全製品に展開する可能性も示唆されています。
ポイント
AppleはLDACやaptXを採用する代わりに、独自技術による3つの柱(USB-C有線ロスレス、独自ワイヤレスプロトコル、次世代H3チップ)でハイレゾ対応を進めています。LDACとは異なるルートで高音質を追求しているわけです。
iPhoneでLDACをいつから使えるか代替策

iPhoneのネイティブなLDAC対応は見込めませんが、外部機器を活用すればiPhoneでもLDACを利用できます。
ここからは、iPhoneユーザーが今すぐ実践できる高音質化の方法を具体的に紹介していきます。
iPhoneでLDACが使えない時の対処法
iPhoneでLDACが使えないと知ったとき、まず押さえておきたいのは「対処法は複数ある」ということです。大きく分けて4つのアプローチがあります。
①USB-Cドングル型Bluetoothトランスミッターを使う
iPhoneのUSB-Cポートに小型のトランスミッターを挿して、そこからLDACやaptXでワイヤレスイヤホンに再送信する方法です。iPhone 15以降のUSB-C搭載モデルで使えます。これが現状、iPhoneにLDACを「後付け」できる最も手軽な方法です。
②USB-C有線DAC/アンプを使う
USB-C経由でドングルDACに接続し、有線イヤホンで再生する方法です。
Hi-Res Lossless(24bit/192kHz)まで完全対応できるため、音質だけを追求するなら最も確実な選択肢です。
③AirPlay / Apple TV経由で出力する
自宅での再生に限られますが、Apple TV経由のHDMI出力ならAVアンプで24bit/48kHzのロスレス再生が可能です。
ただし、iPhoneからApple Music楽曲をAirPlay 2で送信するとAAC 256kbpsに再エンコードされる点には注意が必要です。
④AAC最適化の方向で割り切る
AACでの再生を前提に、H2チップ搭載のAirPodsシリーズを使うことで、Apple独自の最適化による最高品質のAAC体験を得る方法です。「LDACなしでも満足できる」という割り切りも、一つの合理的な選択です。
LDAC対応トランスミッターのおすすめ

iPhoneでLDACを使いたいなら、USB-Cドングル型のBluetoothトランスミッターが最も現実的な選択肢です。2025年〜2026年にかけて、かなり実用的な製品が出揃ってきました。
Questyle QCC Dongle Pro(約10,000円)
2025年11月に発売された注目のモデルです。
aptX Adaptive、aptX Lossless、LDAC、Snapdragon Soundに対応しており、対応コーデックの幅広さは現行トップクラスです。
海外のオーディオメディアがiPhone 17との組み合わせで「AACとの大きな違い」を確認したと報告しています。
FiiO BT11(約6,000円)
コスパ重視ならこちら。
LDACとaptX系コーデックの両方に対応したBluetoothトランスミッターです。日本語のレビューも多く、情報収集しやすいのもメリットですね。
USB-Cポートに差し込むだけで使えるシンプルさも魅力です。
FiiO AIR LINK(2026年1月発売)
LDACとaptX Adaptiveに対応した最新モデルです。
BT11の上位にあたる製品で、より安定した接続と高音質を実現しています。
注意点
トランスミッターを使用する場合、iPhone側からはUSBオーディオデバイスとして認識されます。Bluetooth接続はトランスミッターとイヤホン間で行われるため、iPhoneのバッテリー消費がやや増える点は留意してください。また、トランスミッター経由ではiPhoneの充電が同時にできない製品もあります。購入前に必ず製品の仕様をご確認ください。
USB-DACで有線ハイレゾを楽しむ方法

ワイヤレスにこだわらないなら、USB-C接続のドングルDACを使った有線再生が最も確実に高音質を手に入れられる方法です。
Apple MusicのHi-Res Lossless(24bit/192kHz)まで完全対応できるため、LDACの990kbpsすら超える音質を実現できます。
予算別おすすめUSB-DAC
エントリー:Apple USB-C to 3.5mmアダプタ(約1,500円)
最も安価な選択肢です。
24bit/48kHzまでの対応ですが、Apple純正ならではの安定動作が魅力。まずはここから試してみるのがおすすめです。
ミドル:FiiO KA13(約1万円)
コスパに優れたモデルで、4.4mmバランス出力にも対応しています。
出力が550mW@32Ωとパワフルなので、少し鳴らしにくいヘッドホンでも余裕があります。
ハイエンド:FiiO KA17(約2.4万円)
3.5mmと4.4mmバランスの両方に対応した高音質モデルです。
より繊細な音の違いを楽しみたい方向けですね。
補足
iPhoneの高音質Bluetooth設定のコツ
LDACが使えないiPhoneでも、Bluetooth経由の音質を最大限に引き出すためにできることはあります。設定一つで体感が変わることもあるので、ぜひ試してみてください。
Apple Musicの音質設定を確認する
「設定」→「ミュージック」→「オーディオの品質」で、モバイル通信時とWi-Fi時の品質設定を確認しましょう。モバイル通信時はデフォルトで自動的に音質が下がる設定になっていることがあります。
通信量を気にしないなら「ロスレス」に固定しておくのがおすすめです。
Bluetooth経由ではAACに変換されますが、元の音源の品質が高いほうが変換後の品質も良くなります。
イコライザーの活用
「設定」→「ミュージック」→「イコライザ」からプリセットを選べます。
初期状態はオフですが、「Late Night」などの軽めのプリセットを試すと、ダイナミックレンジが調整されて聴きやすくなることがあります。
ただし、過度なブーストは歪みの原因になるので控えめに。
ダウンロード再生を活用する
ストリーミング再生だと通信環境によって音質が不安定になることがあります。よく聴く楽曲はあらかじめダウンロードしておくと、安定した品質で再生できます。
AAC対応イヤホンを選ぶ
iPhoneで使うなら、AACに最適化されたイヤホンを選ぶことが最も効果的です。
AirPodsシリーズはH2チップによるApple独自の最適化を受けられるため、AAC再生においては最も有利です。他社製品でも、AAC対応を明記しているモデルを選びましょう。
LDACイヤホンはiPhoneで意味ないのか
「LDAC対応イヤホンをiPhoneで使っても意味がない」という声をよく見かけますが、これは半分正しくて半分間違いです。
確かに、iPhoneとBluetooth接続した場合、LDACコーデックは使えません。
自動的にAACまたはSBCでの接続になるため、LDACの恩恵は一切受けられません。
この点では「意味がない」と言えます。
ただし、LDAC対応イヤホンは一般的にドライバーの品質やチューニングも優れていることが多いんです。
コーデックがAACであっても、イヤホン自体の性能が高ければ、安価なイヤホンより良い音で聴けます。
コーデックだけで音質が決まるわけではないというのは重要なポイントです。
また、将来的にAndroid端末やDAPに乗り換える可能性がある場合、LDAC対応イヤホンを持っていればそのまま活用できます。前述のトランスミッターを使えば、iPhone経由でもLDACで聴くことができます。
ポイント
LDAC対応イヤホンをiPhoneで使う場合、LDACの恩恵は受けられませんが、イヤホン自体の音質性能はしっかり活かせます。コーデックだけでイヤホンの価値を判断するのはもったいないですよ。

iPhoneのLDAC対応はいつか結論まとめ
最後に、この記事の要点を整理します。
iPhoneのLDAC対応はいつ実現するのかという問いに対する結論は、「ネイティブ対応の見込みは極めて低く、今後も実現しない可能性が高い」です。
AppleはLDACやaptXなどの第三者コーデックを一貫して採用せず、SBCとAACの2コーデック体制を維持しています。
iPhone 17でもLDAC非対応が確定し、信頼性の高いリーカーからもLDAC対応を示唆する情報は一切ありません。
macOSではaptXサポートが削除されるなど、AAC一本化の流れはむしろ強まっています。
しかし、Appleは「LDACの代わり」として独自の道を歩んでいます。
USB-C有線によるロスレス対応、Vision Pro向けの独自ワイヤレスプロトコル、開発中のH3チップなど、LDAC以外のルートでハイレゾ対応を着実に進めているのがAppleの現状です。
iPhoneユーザーが今すぐ高音質を手に入れるなら、USB-Cトランスミッター(FiiO BT11やQuestyle QCC Dongle Proなど)でLDACを後付けするか、USB-DACを使った有線再生が最も現実的な選択肢です。
AACでの再生を前提とするなら、AirPodsシリーズを選ぶことでApple最適化の恩恵を最大限に受けられます。
最終的な判断はご自身の使い方やこだわりによって変わりますので、この記事の情報を参考に、自分に合った高音質環境を見つけてみてください。


